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2013.04.19 Friday  | - | - | 

十二単衣を着た悪魔

評価:
内館 牧子
幻冬舎
¥ 1,680
(2012-05-11)
Amazonランキング: 6596位

JUGEMテーマ:読書
 日本では、千年前から男は情けなく、そして女は強かだった……。
本家本元よりもリアルで面白い、もう一つの『源氏物語』

就職試験を五十八社続けて落ち、彼女にも振られた二流大学出身の雷。
そんな時、弟の水が京大医学部に現役合格したとの知らせが入る。水は容姿端麗、頭脳明晰、しかもいい奴と、非の打ち所がない。
雷はアルバイトで「源氏物語」の世界を模したイベントの設営を終え、足取り重く家に帰ろうとするが、突然巨大な火の玉に教われる。気が付けば、なんとそこは「源氏物語」の世界だった。

雷は、アルバイト先で配られた『源氏物語』のあらすじ本を持っていたため、次々と未来を予測し、比類なき陰陽師として、その世界で自分の存在価値を見出す事に成功する。光源氏という超一流の弟を持ち、いつもその栄光の影に隠れてしまう凡人の帝に己を重ねた雷は、帝に肩入れするようになるが、その母親・弘徽殿女御は、現代のキャリアウーマン顔負けの強さと野心を持っていて……。
人間の本質を描き続けてきた内館牧子が描く、本家本元よりも面白い、もう一つの「源氏物語」。
主人公は、性格がよく、容姿端麗、そして頭脳明晰な弟をもつ、二流大学卒の冴えない派遣。
自分と弟の違いを日々感じながらも、家族の優しさに包まれながら暮らしていた矢先、「源氏物語」の物語の中へトリップしてしまう。
派遣先でたまたまあらすじ本を手にしていたために、話の流れをつかむことができ、陰陽師として占いを行い、物語の中枢の人物付として暮らすことになる。
女の複雑な思いに触れたり、比べられる人物のいない伸び伸びとした生活を送ることで、自分自身の居場所を見つけることになるのだが…

源氏物語の女性主人公たちに対しては、いろんな見方・解釈があると思います。
こんな風に考えていたかもしれないと思いながら読んでいくのも、楽しい1冊です。
2012.06.13 Wednesday 11:16 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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2013.04.19 Friday 11:16 | - | - |