<< September 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

スポンサーサイト

[ - ]

一定期間更新がないため広告を表示しています

2013.04.19 Friday  | - | - | 

霖雨

評価:
葉室 麟
PHP研究所
¥ 1,785
(2012-05-10)
Amazonランキング: 24663位

JUGEMテーマ:読書
 
天領である豊後日田(大分県日田市)で、私塾・咸宜園を主宰する広瀬淡窓(儒学者・詩人)と家業を継いだ弟・久兵衛の物語。
入門にあたり年齢・学歴・身分を問わない淡窓の教育方針は当時としては画期的。
全国から入門希望者が集まったが、お上にとっては危険な存在で、西国郡代からのいやがらせが続く。一方、掛屋を営む弟の久兵衛も、公共工事を請け負わされ、民の反発をかって苦境に陥っていた。
そんな折、大塩平八郎の乱に加わった元塾生が淡窓のもとに逃げてくる。お上に叛旗を翻した乱に加わった弟子に対し、淡窓はどんな決断を下すのか。また久兵衛は難局を乗り切ることができるのか。
本書は、直木賞作家である著者がデビュー以来、温めてきた題材。手を携えて困難に立ち向かいながらも清冽な生き方を貫こうとする広瀬兄弟の姿を通し、「長い雨が降り続いて心が折れそうになっても決して諦めてはいけない」というメッセージが切々と胸に迫る歴史小説。
 私塾である「咸宜園」を開いている淡窓。
彼のことを商いによって支えている弟の久兵衛、同じように学問を志している末弟の旭荘。
飢饉により圧制に苦しむ農民たち、幕府にかげりが見えてきたその時代に、学問によって人を導いていく。
周囲には大きなうねりが迫ってきているが、淡窓自身はひたすら穏やかに雨が上がるのを待つ。

2012.07.30 Monday 16:50 | comments(0) | trackbacks(0) | 
<< もう、忘れたの? | main | その愛の向こう側 >>

スポンサーサイト

[ - ]
2013.04.19 Friday 16:50 | - | - |